作業のセーフティ・データ・シート(w-SDS)活動

w-SDSに関するお知らせ

重要

新JIS Z 7253の制定(MSDSに関するJISとラベルに関するJISの統合)により、従来の「MSDS」が「SDS」と表記されることに伴い、平成25年5月22日付けで「セーフティ・データ・シート(SDS)」は、「作業のセーフティ・データ・シート(w-SDS)」に改称されました。

2025年10月28日

【令和7年11月28日提出締切】

2025年2月18日

作業のセーフティ・データ・シート(w-SDS)とは

実験中の事故等により教職員、学生が被災したり、施設設備に被害が及ぶとその損害はたいへん大きなものとなります。
従来の事故防止対策は、事故が起きた後にその原因を調査し、再発防止策を検討していく方法が中心でしたが、これからは、事故が起きる前の予防的措置として、機器や使用する材料の危険性、有害性を確認し、各種法令を横断的に確認することによって作業に必要な資格、教育や法定検査、点検などの管理方法を確立し、リスクアセスメントを行うことにより、あらかじめリスク低減措置を行うことが重要となってきます。

作業のセーフティ・データ・シート(w-SDS)は、それぞれの研究室等において、安全に関するミーティングを行い、使用している機器ごとに関係法令及び機器の危険性と有害性を確認し、作業手順の確認と、作業中のリスクを洗い出し、リスク低減措置を図るまでPDCAサイクルとしてw-SDSを作成すること自体が危害防止基準の確立といえるものです。

安全衛生管理委員会では、平成22年4月に「SDS実施ワーキング・グループ」を設置(平成25年5月に「w-SDS実ワーキング・グループ」に改称)し、w-SDS活動の推進に必要な手順書及びw-SDS実施例のサンプル作成のため、いくつかの研究室を訪問してきました。
このw-SDS活動を大学全体に広げていくため、「w-SDS手順書」、「w-SDS事例」、「w-SDS活動に関する要項」を掲載していきますので、各研究室のw-SDS活動に活用してください。

提出書類(別紙様式1-1~別紙様式3)及び提出時期について

別紙様式1-1「w-SDS(共通事項)」

ファイル
提出時期等

提出しません。掲載している適用法令はミーティングの際に必ず確認しましょう。

関連要項条項

要項第3

別紙様式1-2「w-SDS(個別事項)」

ファイル
提出時期等

初年度(新規にw-SDSを作成したとき)は必ず、2年目以降は改訂・廃止した際に作成し、毎年11月に提出してください。

関連要項条項

要項第3

別紙様式2「w-SDSミーティング記録書」

ファイル
提出時期等

ミーティングを実施した際に作成し、毎年11月に提出してください。

関連要項条項

要項第5

別紙様式第3「w-SDS(作成・点検・改訂)報告書」

ファイル
提出時期等

w-SDSを新規に作成したとき、既存のw-SDSを改訂または廃止したとき、もしくはミーティング記録書を提出する際に、これらの様式と併せて提出してください。
※ミーティング記録書のみ提出する際も、この報告書の提出が必要です。

関連要項条項

要項第16

機器等の区分とw-SDS管理者について 

(1)研究室で使用する機器

w-SDS管理者

教員

ミーティング参加者の例

教員、技術職員、学生

(2)センターで共用する機器

w-SDS管理者

センター長またはセンター担当教員

ミーティング参加者の例

センター長またはセンター担当教員、担当技術職員

(3)学生実験等で共用する機器

w-SDS管理者

系長

ミーティング参加者の例

実験担当教員、実験担当技術職員、ティーチング・アシスタント

説明会について 

(1)w-SDSの意義・概要について

説明者

w-SDS実施WG主査 システム安全系 木村哲也 教授

(2)w-SDS手順書について

説明者

w-SDS実施WG 技術支援センター 山田修一 技術職員

Q&A

説明会等で行われた際の質疑応答を中心に掲載しています。

個々の学生実験毎にw-SDSを作成してください。ファイルは、準備してお渡しします。

分電盤につきましては、各研究室で作成し提出してください。
研究室でのミーティングの際に、配布済の分電盤のw-SDSを使って管理される項目を確認し、特に電気取扱者(低圧)特別教育受講者しか接続作業ができないことを確認し、ミーティング記録に記載してください。
なお、分電盤はあるが実際には使用しない場合は、w-SDS様式の表下の空欄に「本研究室では分電盤を使用しないので、施錠(あるいは『使用しない』旨記載の張り紙を)して、不用意に開けることを防ぐこととした。また、電気取扱者(低圧)受講者しかつなぎ込み等できないことをミーティングで確認した。」等と記載してください。

非実験系の研究室でも年1回は安全に関するミーティングをやって記録書も提出しください。

ペナルティは考えていませんが、事故が起きたときに、法令の範囲であったか、危険性の認識、安全の確保、作業手順の説明等が十分になされたか等の確認が容易になると思われます。

お問い合わせ

w-SDSに関するお問い合わせ、ご相談は、w-SDS実施ワーキング・グループへお願いします。
E-mail:sds-wgjcom.nagaokaut.ac.jp